6月30日 土曜日
何の世界でも、信じられないぐらい上手な人もいれば、信じられないぐらいヘタな人もいます。
たとえば「絵」なんて恐ろしいほど得手不得手のふり幅がデカイです。
こんな絵を描く人もいれば

こんなにイッちゃってるひともいます

まぁ絵が上手い人はその能力を生かした職種に就いたり趣味で続けたりすればいいし、絵がヘタな人は他の分野で頑張ればいいし、好きでなければ無理に絵を描く必要もありません。
しかし小学生のときに図画工作という授業がありますので、どんなに絵がヘタな人でも絵画は描かなくてはなりません。
そんで思い出したのですが、わたくしが小学生のとき、本当に、それはもう本当に絵が下手なSという男が居たのですね。
小学生の描く絵なんてそれはもう酷いものですが、Sのそれはもう当時小学生の私が見ても引くぐらい酷いものでした。いや、クラスの全員が口に出しこそはしないが、Sの絵に狂気というか「・・・うわぁ~・・・」的な感情を持っていたのは間違いなかったのではあるまいかと思います。
そしてある日の図工の授業中、先生が生徒一人ひとりの絵の良いところを褒める、ということをおっぱじめました。
「山田の絵は人々の表情がすごくいいね~」
「佐藤の絵は木々の鮮やかさがいいね~」
みたいな感じで生徒達のモチベーションを刺激するのです。
※この先生は図工のみ担当でした。今思えばいい先生だ、担任になって欲しかったなぁ
そして、順番に生徒達の絵を褒め進み、ついにSの絵が評価される番がやってきた。
Sの、奇奇怪怪なその絵は教室に置かれたメダカの水槽である(らしい)
~解説しよう~
かろうじて水槽であることがわかるのは、その絵が視覚的に伝えるのではない
Sが水槽の前で絵を描いていたからである
そして先生がSを教壇に呼び寄せた。
ゴクリ
教室の誰もが緊張する一瞬でした
絵を持ち、我々のほうを向いたS。横で先生はSの絵をじっと見つめる
ここで先生の抜かりのなさに私はおどれーた
「この絵は何を描いたのかなー?」先生は聞く。
大体の生徒の絵は見れば何を描いたかぐらいはわかる。
しかしSみたいなマッド画伯の場合、聞かないと何を描いたかわからない。
なので不平等の無いよう先生は全ての生徒にあらかじめ「一応」何を描いたのかを聞いていたのだ。
S:「メダカの水槽を描きました」
先生:「・・・」
先生、どう出る・・・
無理だ。いくらなんでも相手が悪すぎる。
何描いてるかわかんねーよwww的な感じで冗談で済ませるのだ。はやく!
だって水槽らしき枠の中で泳いでいるのはメダカじゃない。明太子にしか見えない。
ちっちゃい明太子がいっぱい散らばっている四角いお盆にしか見えない。
いやこれはむしろ絵画じゃない。狂気だ。この世の混沌そのものだ。
ダークサイドに飲み込まれてしまうぞ先生!!
そんな私の心配をよそにこの中年の教師は口を開いた
「この絵のいいところはねー、メダカが元気いっぱいに泳いでいるところだねー」
!!!!!!
先生、メダカなんかいないよ!!!それ明太子だよ!!!
「メダカが同じ向きを向いていないのがいい。あちこち向いているのがいい」
wwwwwww
明太子についている黒い点が目なんですね!左についているやつと右についている奴が居るからあちこち向いているってことなのね!!!
先生、前の職業はインターポールで暗号解読の仕事でもしていたのかしら!!!!
なんてことがあったものです・・・
この先生の言葉にインスパイアされてSが美大とか出てたらウケルんですけどwww
いや ねーよ
どんな人でもどこか一つはいいところがある、それを褒められる人間になれ。的なことは多くの偉人達が遺しています。
先生、おれ、がんばるよ・・・
おしまい
たとえば「絵」なんて恐ろしいほど得手不得手のふり幅がデカイです。
こんな絵を描く人もいれば

こんなにイッちゃってるひともいます

まぁ絵が上手い人はその能力を生かした職種に就いたり趣味で続けたりすればいいし、絵がヘタな人は他の分野で頑張ればいいし、好きでなければ無理に絵を描く必要もありません。
しかし小学生のときに図画工作という授業がありますので、どんなに絵がヘタな人でも絵画は描かなくてはなりません。
そんで思い出したのですが、わたくしが小学生のとき、本当に、それはもう本当に絵が下手なSという男が居たのですね。
小学生の描く絵なんてそれはもう酷いものですが、Sのそれはもう当時小学生の私が見ても引くぐらい酷いものでした。いや、クラスの全員が口に出しこそはしないが、Sの絵に狂気というか「・・・うわぁ~・・・」的な感情を持っていたのは間違いなかったのではあるまいかと思います。
そしてある日の図工の授業中、先生が生徒一人ひとりの絵の良いところを褒める、ということをおっぱじめました。
「山田の絵は人々の表情がすごくいいね~」
「佐藤の絵は木々の鮮やかさがいいね~」
みたいな感じで生徒達のモチベーションを刺激するのです。
※この先生は図工のみ担当でした。今思えばいい先生だ、担任になって欲しかったなぁ
そして、順番に生徒達の絵を褒め進み、ついにSの絵が評価される番がやってきた。
Sの、奇奇怪怪なその絵は教室に置かれたメダカの水槽である(らしい)
~解説しよう~
かろうじて水槽であることがわかるのは、その絵が視覚的に伝えるのではない
Sが水槽の前で絵を描いていたからである
そして先生がSを教壇に呼び寄せた。
ゴクリ
教室の誰もが緊張する一瞬でした
絵を持ち、我々のほうを向いたS。横で先生はSの絵をじっと見つめる
ここで先生の抜かりのなさに私はおどれーた
「この絵は何を描いたのかなー?」先生は聞く。
大体の生徒の絵は見れば何を描いたかぐらいはわかる。
しかしSみたいなマッド画伯の場合、聞かないと何を描いたかわからない。
なので不平等の無いよう先生は全ての生徒にあらかじめ「一応」何を描いたのかを聞いていたのだ。
S:「メダカの水槽を描きました」
先生:「・・・」
先生、どう出る・・・
無理だ。いくらなんでも相手が悪すぎる。
何描いてるかわかんねーよwww的な感じで冗談で済ませるのだ。はやく!
だって水槽らしき枠の中で泳いでいるのはメダカじゃない。明太子にしか見えない。
ちっちゃい明太子がいっぱい散らばっている四角いお盆にしか見えない。
いやこれはむしろ絵画じゃない。狂気だ。この世の混沌そのものだ。
ダークサイドに飲み込まれてしまうぞ先生!!
そんな私の心配をよそにこの中年の教師は口を開いた
「この絵のいいところはねー、メダカが元気いっぱいに泳いでいるところだねー」
!!!!!!
先生、メダカなんかいないよ!!!それ明太子だよ!!!
「メダカが同じ向きを向いていないのがいい。あちこち向いているのがいい」
wwwwwww
明太子についている黒い点が目なんですね!左についているやつと右についている奴が居るからあちこち向いているってことなのね!!!
先生、前の職業はインターポールで暗号解読の仕事でもしていたのかしら!!!!
なんてことがあったものです・・・
この先生の言葉にインスパイアされてSが美大とか出てたらウケルんですけどwww
いや ねーよ
どんな人でもどこか一つはいいところがある、それを褒められる人間になれ。的なことは多くの偉人達が遺しています。
先生、おれ、がんばるよ・・・
おしまい
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